今回のテーマは正しい目薬のさし方です♪
職場でもよくいただく質問を加えて、Q&A形式でお伝えしていきます。

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Q1:寝る前に目薬をさしてはいけないの?

昔は寝る前に目薬をさしてしまうと、有害な成分が目に残ってしまうため、避けた方がよいと言われていました。

しかし、今の薬は成分が改善されており、寝る前もお使いいただけます。
処方箋で出される目薬には、寝る前の指示がされるものも多く存在しています。

Q2:目薬を点したら目をぱちぱちして全体にいきわたらせるんですよね?

目薬をさした後に目をぱちぱちする(瞬きをする)のは副作用の原因です。
避けるようにしてください。

目薬は通常、飲み薬のように全身への作用を期待するのではなく、目を潤したり、目のかゆみを抑えたりと目への局所作用のために使われます。
そのため、薬の成分は全身に入らないで、目だけにとどまることが望ましいです。

目薬を差した後にたくさん瞬きをすると、鼻や口の中に液体が入ってくるような感覚を感じたことはないでしょうか?
瞬きをすることで目頭から全身に薬の成分が入ってしまい、副作用の原因となります。

目薬を点したら、目頭(鼻に近い側の目の付け根)を抑え、目をつぶる時間を作ることが必要です。

Q3:1回あたり何滴さしたらいいですか?

1回に1滴で十分です。
1回あたりに2、3滴をさすという方も多いのではないでしょうか?

目に入れることのできる液体の容量は約0.03mLであるのに対し、目薬1滴は約0.05mLです。
1滴でも目に入る容量の2倍ですので、2滴3滴とさす必要はありません。

Q4:目薬はいつまで使えますか?

開封前は記載の日にちまで。
開封後は1か月を基準にしてください。

目は体の中でもデリケートでとても重要な部位です。
目薬は、販売前の試験で飲み薬や塗り薬の達成しないといけない試験に加え、薬に菌が全く混入していないことを証明しなければなりません。

販売前に無菌状態であっても、使ううちにまつげや手に触れることで、細菌が混入し、時間の経過とともに汚染された状態となっていきます。

一度開封したら記載されている期限内であっても、1か月以内に使い切るか、新しいものに交換しましょう。

また、1度使い切りタイプの目薬は、保存剤が入っていない場合が多いです。
再利用はやめましょう。

Q5:2種類以上目薬があるときはすぐに次の薬をさしていいですか?

5分以上の間隔をあけてください。

目薬が浸透するためには5~10分程度時間が必要です。
透明な目薬であれば5分程度、濁った目薬や軟膏であれば10分程度の時間が必要です。

成分の浸透のために十分な時間を取らないと、次の目薬によって洗い流されてしまい、薬の効果が十分に得られない可能性がありますので、注意してください。
時間を5~10分より長くとる分(例えば1時間など)には問題ありません。

Q6:2種類以上目薬があるとき、使う順番はありますか?

①透明な目薬、②濁った目薬、③軟膏の順番で使います。
透明な目薬同士、濁った目薬同士であればどれを先に使っても構いません。

軟膏は水分をはじいてしまい、目薬の成分が浸透しなくなってしまうので最後に使ってください。

透明な目薬と濁った目薬は厳密にいえば、どちらを先に使っても構いません。
ですが、濁った目薬の方が浸透させるための時間が長く必要であり、待ち時間が長くなってしまうため、透明な目薬を先に使った方がスマートです。

※医師によって、重要なものを最初、よく効かせたいものを最後というように指示する場合があります。

さす順番によって効果が変わるのか?

使う目薬が複数ある場合、時間を置いている間に使うのを忘れてしまうことが懸念されます。
最初に使えば、忘れる心配もないので、重要なものを最初と指示することがあります。

また、前の目薬との間隔が十分でない場合、先にさした成分が浸透する前に次の目薬によって洗い流されてしまうことがあります。
最後に使えば、目薬の成分が残りますので、よく効かせたいものを最後と指示することがあります。

目薬の使い方に関する疑問は解消できたでしょうか?
網羅できていない疑問がありましたらコメントいただければ幸いです^^

編集記

2018年が始まって早1週間がたちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
私は正月休みも終わり、田舎からホームタウン東京へと戻ってきました☆
賑やかな実家もいいですが、1人での静かな時間も劣らず格別な時間だなあと感じています。

今回は、実家で母に「寝る前1時間なら目薬さしてもいいよね?」と聞かれたことから目薬に関するQ&Aをまとめました。

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rina

rina

都内薬局に勤務する現役薬剤師。 勉強会や患者さんとの会話を学びの種にしてブログを運営。 ここ1年間で12㎏増えた体重をもとに戻すべく、ダイエット中。糖尿病に対する専門知識を生かし、健康に美しく痩せる方法を模索中。