今回はロキソニンSシリーズでも2016年8月に新しくOTC医薬品として買えるようになった外用薬についてお伝えします。
ロキソニンSの飲み薬の違いについては、こちらから。
目次
ロキソニンのテープや湿布、ゲルが新発売!
2011年にドラッグストアや薬局で買えるようになったロキソニンの飲み薬に加え、2016年に外用薬も発売となりました。
飲み薬と同様にとても有名なお薬です。
2016年4月より、湿布薬の処方制限が厳しくなり、1回の受診では原則70枚までしか湿布を出せなくなりました。
湿布が欲しいけど、病院では出してもらえない!というときに処方箋なしで薬局でも買うことができるというのは、とても便利だと思います。
ロキソニンのテープ、パップ、ゲルはどこで買える?
現在、ロキソニンSテープ、パップ、ゲルは要指導医薬品に分類されています。
要指導医薬品は、薬剤師が対面で情報提供および指導すること、という決まりがあるため、amazonや楽天などのインターネットショップで買うことはできません。
ですが、とても有名なシリーズであり、売れ筋商品になると考えられますので、ほとんどの薬局、ドラッグストアで取り扱っています。
ロキソニンSシリーズは、発売から3年後に規制が緩和されると考えられますので、2019年にはインターネットでも購入可能になると思います。
ロキソニンSテープ、パップ、ゲルは医療用と同じ?
ロキソニンSの外用薬シリーズは、すべて医療用と同成分、同成分量です。
病院でだしてもらった湿布が足りない時に、ドラッグストアで購入して代わりに使っても、差し支えありません。
ロキソニンSテープは、大きさが2種類あり、ロキソニンSテープはロキソニンテープ50㎎、ロキソニンSテープLはロキソニンテープ100㎎に対応しますので、間違わないように注意が必要です。
ただし、大きさが2倍なだけで、成分の濃度は全く同じですので、ロキソニンSテープLを買うはずが、ロキソニンテープSを買ってしまったというときには、2枚貼れば大丈夫です。
ロキソニンテープ、パップ、ゲルの使い分けは?
シリーズ内の外用薬はすべて有効成分も濃度も同じですが、使う場所や使用感によって1番適したものを選ぶ必要があります。
ロキソニンテープの特徴
テープ剤は、薄っぺらい肌色の湿布のことです。
密着性がパップ剤に比べてよいため、はがれにくくなっています。
腕や脚など貼る面積が小さく、服などでこすれやすい場所にお勧めです。
貼る面積の大きさによって、ロキソニンSテープとLを選べます。
ロキソニンパップの特徴
パップ剤は、白く弾力のある湿布を指します。
昔から使われており、湿布と言って一番にイメージされるのがパップ剤だと思います。
ひんやりした感触があり、湿布のスーッとする使いごごちが好きな方には最適です。
背中や腰など、広い場所に貼る際にお勧めです。
ロキソニンゲルの特徴
3種類の中で唯一の塗り薬です。
剥がれてしまう、という概念がそもそもないため、肘や膝などの動きが多く、折れ曲がる関節にお勧めです。
保湿剤を塗る際には、皮膚に圧力や摩擦をかけないようなじませるのですが、ロキソニンゲルの場合には、なじませるのではなく軽く擦り込むようにしてください。
ロキソニンSの飲み薬シリーズはコチラで詳しく解説しています。

rina

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