食事と食事の間に小腹が空いたとき、食べたくなるのは甘いおやつです☆(個人的意見)
甘いものを少量食べたときに、血糖値がどのように変化するのか記録をとってみました。

今回記録をとってみたのはクッキー、チョコクロ、アイスバーの3つです。

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検証実験のルール

①おやつは昼食3時間後にとるものとする

前の食事からの絶食時間は、血糖値の変動の仕方に影響を与えると、前の実験から推察しています。
おやつの内容以外からの影響を少なくするために、食べるタイミングは昼食3時間後に統一しました。

②おやつは1品だけ、飲み物は水だけとする

おやつのみが与える影響を調べたいので、同時に他のものを食べることはしませんでした。
また、飲み物が血糖値に影響するのを防ぐため、おやつと一緒に飲むのは水だけにしました。

おやつの栄養成分

クッキー、チョコクロ、アイスバーの栄養成分は以下の表のとおりです。

カロリー たん白質 脂質 炭水化物 塩分
クッキー 48kcal 0.6g 2.5g 5.6g 0.1g
チョコクロ 257kcal 3.6g 14.5g 28.2g 0.6g
アイスバー 65kcal 0g 0g 16.2g 0g

おやつ後の血糖値変化

食前
血糖
最高
血糖値
食前
との差
最高血糖に
達するまでの時間
血糖が食前値に
戻るまでの時間
クッキー 85 126 41 39 73
チョコクロ 86 151 65 50 90
アイスバー 107 164 57 32 126

おやつによる血糖変動実験の考察

血糖値の上昇幅が最も大きかったのは、チョコクロでした。
カロリー、炭水化物量ともに最もたくさん含まれていたため、予想通りの結果だったと思います。

クッキーとアイスバーでは、カロリーにあまり差がないにも関わらず、血糖上昇幅に20近い差が出ました。
炭水化物量に注目すると、クッキーよりもアイスバーの方が多く含まれています。
タンパク質や脂質も血糖値は上げますが、炭水化物の与える影響は大きいのだと実感できました。

また、血糖値がおやつを食べる前の状態にまで戻るのにかかった時間は、アイスバーが一番長くなりました。
アイスバーはたん白質、脂質ともに0gで、純粋な炭水化物の塊です。
炭水化物の含有量だけでなく、栄養組成も血糖値が高い状態で維持されることに影響するのかもしれないと考えました。

実験を終えて・・・

親指と人差し指で作った〇くらいの小さいクッキーや、低カロリーなアイスバーでこんなにも血糖値が上がってしまったことにとても驚きました。
自身が血糖値の上がりやすい体質ではありますが、ここまでの変動は全く予想していませんでした。

すきっ腹への甘いものがとても怖くなりました。
おやつは大好きなハイカカオチョコレートに限ろうと思いました。

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rina

rina

都内薬局に勤務する現役薬剤師。 勉強会や患者さんとの会話を学びの種にしてブログを運営。 現在、1年間の長期休暇をいただき、海外生活中。