ラーメンや丼ものといった、炭水化物メインの食事は、血糖値を大きく上昇させると言われています。
それは真実なのか?どの程度血糖値を上げるのか?フリースタイルリブレを利用して実験してみました。

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検証実験①:そば

検証メニュー:揚げ茄子おろしそば

小諸そばの『揚げ茄子おろしそば』をいただきます。
そばは、炭水化物の中でもGI値が59と低く、血糖値を上げづらいと言われていますが、それは本当なのか検証します。

そばにてんぷらを付けると、衣によって血糖値が上がると言われていますが、今回選んだメニューにつくのは茄子の素揚げのため、衣による影響は少ないものと思われます。

揚げ茄子おろしそばの栄養成分

カロリー たん白質 脂質 糖質
揚げ茄子
おろしそば
449kcal 15.1g 11.4g 71.5g

小諸そばの公式情報から栄養成分を引用しました。
炭水化物量については記載がなかったので、カロリーとたん白質、脂質から算出しました。

検証実験②:炭水化物ダブル

検証メニュー:おにぎり+ワンタン麺+ネーブルオレンジ+キリ

セブンイレブンの『もち麦もっちり!梅こんぶおむすび』とコストコの『シュリンプワンタンラーメン』で炭水化物ダブルのメニューをいただき、さらにデザートとしてネーブルオレンジとクリームチーズのキリ&スティックも食べました。

カロリーは多くありませんが、ダブル炭水化物のおかげで炭水化物量が多く、血糖値爆上がり間違いなしのメニューだと予想されます。

炭水化物ダブルの栄養成分

カロリー たん白質 脂質 炭水化物
もち麦もっちり!
梅昆布おむすび
160kcal 3.8g 0.8g 32.4g
シュリンプ
ワンタンラーメン
149kcal 8.1g 0.9g 27.2g
ネーブルオレンジ 60kcal 1.2g 0.1g 15.3g
キリ&スティック 103kcal 2.9g 6.2g 8.8g
合計 472kcal 16g 8g 83.7g

ネーブル以外の3点については、外袋に記載されている栄養成分を書き写しました。
ネーブルはグーグルで栄養成分を検索し、1個当たり130gの内容を記しました。

検証実験の結果

それぞれのメニューを食べて得られた、最高血糖値と食前血糖値との差、最高血糖値に達するまでに要した時間、食後にもとの血糖値に戻るまでに要した時間を、以下の表にまとめました。

食前
血糖
最高
血糖値
食前
との差
最高血糖に
達するまでの時間
血糖が食前値に
戻るまでの時間
そば 111 246 135 68分 169分
ダブル炭水化物 95 209 104 88分 188分

2つのメニューともに、血糖値のピークが200を超え、恐ろしい結果となりました。
炭水化物ダブルや炭水化物メインは、血糖値を爆上げすることがわかりました。

そばは炭水化物メインの料理の中で、血糖値を上げづらいと言われていますが、結果は爆上げでした。
そばだから大丈夫!と過信するのはよくないと学びました。

また、カロリーが少なくても、炭水化物をたくさん取れば、血糖値は高度に上昇することが分かりました。
バランスよく食べることの大事さを感じました。

炭水化物を食べる前に野菜を食べるベジファーストを実践したらどうなるのか、次回は調べてみたいと思います。

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rina

rina

都内薬局に勤務する現役薬剤師。 勉強会や患者さんとの会話を学びの種にしてブログを運営。 現在、1年間の長期休暇をいただき、海外生活中。